125ccクラスのバイクやスクーターに乗りたいと思っても、
「小型二輪免許はどれを取ればいい?」
「費用や教習にはどれくらいかかる?」
「AT限定とMT、どちらを選んだほうがいい?」
と迷う方も多いのではないでしょうか。
小型二輪免許には、MT車にも乗れる小型限定普通二輪免許と、AT車に限定されるAT小型限定普通二輪免許があります。
また、教習所へ通って取得する方法だけでなく、運転免許試験場で直接試験を受ける方法もあり、現在持っている免許によって必要な教習時限や取得までの流れも変わります。
この記事でわかること
- 小型二輪免許で運転できるバイク
- AT限定とMTの違い
- 取得に必要な年齢や条件
- 教習内容や必要な時限数
- 取得までにかかる費用や日数
この記事では、小型二輪免許を取る前に知っておきたい基本情報をまとめています。
さらに、普通自動車免許を持っている場合や、短期間で取得したい場合など、条件ごとの詳しい内容については専門記事も紹介します。
なお、私自身は大学生のときに50ccのYB-1に乗り、その後は小型限定ではなく普通自動二輪免許を取得しました。
そのため、この記事で紹介する小型限定の教習時限や取得条件を、私自身の小型限定免許取得体験として書いているわけではありません。
自分にはどの取得方法が合っているのか確認しながら読み進めてみてください。
小型二輪免許とは?125ccクラスのバイクに乗れる免許
一般に「小型二輪免許」と呼ばれている免許の正式名称は、小型限定普通二輪免許です。
取得すると、原則として総排気量125cc以下の普通自動二輪車を運転できます。
スクーターだけに乗るのであればAT小型限定普通二輪免許という選択肢もあります。
AT小型限定ではクラッチ操作が必要なMT車には乗れませんが、小型限定普通二輪免許であればMT車・AT車のどちらも運転できます。
ここで注意したいのが、2025年4月1日から始まった新基準原付です。
現在は、総排気量50cc超125cc以下であっても、最高出力が4.0kW以下に制御された車両は「一般原付」として扱われます。
そのため、この条件に該当する新基準原付であれば、小型二輪免許を持っていなくても原付免許や普通自動車免許で運転できます。
一方、PCX125やNMAX125などに代表される一般的な125ccクラスのバイクは、新基準原付とは別です。
最高出力4.0kWを超える小型二輪車を運転するには、小型限定普通二輪免許以上の二輪免許が必要になります。
普通免許で乗れる新基準原付と二輪免許が必要な原付二種で迷っている場合は、新基準原付と一般的な原付二種の違いや、どちらを選ぶべきかも確認してみてください。
小型二輪は通勤や買い物などの日常の移動に使いやすいだけでなく、MT車を選べばバイクを操作する楽しさも味わえます。
ただし、AT限定とMTでは教習時限数や取得までの日数が異なります。どちらを選ぶか迷っている場合は、乗りたいバイクと使い方を先に考えておくと選びやすくなります。
小型二輪免許は何歳から取れる?取得条件と適性基準
小型限定普通二輪免許は、16歳から取得できます。
普通自動車免許などを持っていなくても取得できるため、初めて取得する運転免許として小型二輪を選ぶことも可能です。
ただし、教習所へ入校できる時期については注意してください。
免許そのものを取得できるのは16歳からですが、教習所によっては16歳になる前から入校できる場合もあります。
入校可能な時期や卒業検定を受けられる時期については、希望する教習所へ事前に確認しておきましょう。
また、小型二輪免許を取得するには、年齢だけでなく視力などの適性基準も満たす必要があります。
視力は原則として、
- 両眼で0.7以上
- 片眼それぞれ0.3以上
が必要です。
眼鏡やコンタクトレンズを使用した矯正視力でも問題ありません。
片眼の視力が0.3未満、または片眼が見えない場合でも、もう一方の眼の視力が0.7以上あり、左右150度以上の視野があれば基準を満たせる場合があります。
また、初めて運転免許を取得する場合には、赤色・青色・黄色を識別できることも適性基準の一つです。
身体の状態によって安全な運転ができるか不安がある場合は、教習所へ申し込む前に運転免許センターなどの「安全運転相談窓口」へ相談しておくと安心です。
なお、教習所への入校時に必要な本人確認書類や住民票などは、現在持っている免許や教習所によって異なります。
次に、入校時に準備しておきたい持ち物と手続きの流れを確認していきましょう。
小型二輪教習の持ち物と入校手続き
小型二輪の教習を受けることを決めたら、申し込み前に必要書類と入校手続きの流れを確認しておきましょう。
入校時に必要になるものは教習所や現在持っている免許によって異なりますが、主に次のようなものがあります。
- 運転免許証(すでに免許を持っている場合)
- 本籍が記載された住民票(初めて免許を取得する場合など)
- 本人確認書類
- 眼鏡・コンタクトレンズ(視力矯正が必要な場合)
- 教習料金または支払い手続きに必要なもの
- 教習所から指定された書類や印鑑など
特に住民票は注意が必要です。
初めて運転免許を取得する場合は本籍が記載された住民票を求められることがありますが、すでに普通自動車免許などを持っている場合は不要としている教習所もあります。
また、住民票の発行から何か月以内なら使えるかといった条件も教習所によって異なります。
マイナンバーを記載しないよう指定される場合もあるため、取得する前に申し込む教習所の案内を確認しておきましょう。
入校手続きは、WEBや窓口などから申し込みをしたあと、必要書類の提出や視力確認などを行い、入校説明や適性検査を受ける流れが一般的です。
実際に技能教習が始まると、バイクを安全に操作できる服装も必要になります。
長袖・長ズボンなど肌の露出が少ない服装や、バイクの操作に適した靴を指定している教習所もあります。
ヘルメットやグローブ、プロテクターについても、自分で用意するのか教習所で借りられるのか確認しておくと安心です。
必要書類や服装、支払い方法には教習所ごとの差があるため、「これだけ持っていけば全国どこでも大丈夫」とは限りません。
申し込み前に教習所の「入校時に必要なもの」「二輪教習時の服装」のページを確認しておけば、手続き当日に慌てずに済みます。
小型二輪免許はATとMTどちらを選ぶ?

原付二種のある暮らし・イメージ
小型二輪免許を取るときに迷いやすいのが、AT小型限定普通二輪免許と小型限定普通二輪免許のどちらを選ぶかです。
大きな違いは、取得後に運転できるバイクと技能教習の時限数です。
AT小型限定普通二輪免許では、125cc以下のAT車を運転できます。クラッチ操作を必要としないため、スクーターを中心に乗りたい方には選びやすい免許です。
一方、小型限定普通二輪免許を取得すれば、125cc以下であればAT車だけでなくMT車も運転できます。
たとえば、
- PCX125やNMAX125などのスクーターを中心に乗りたい → AT小型限定
- CB125RなどのMT車にも乗りたい → 小型限定普通二輪
という選び方ができます。
教習所で必要になる技能教習の最短時限数にも違いがあります。
| 現在の所持免許 | AT小型限定普通二輪 | 小型限定普通二輪 |
|---|---|---|
| 免許なし・原付 | 9時限 | 12時限 |
| 普通自動車免許など | 8時限 | 10時限 |
AT小型限定のほうが技能教習が少ないため、取得にかかる時間や費用を抑えやすいのがメリットです。
特に普通自動車免許などを持っている場合、AT小型限定は技能8時限・学科1時限となり、教習所によっては短期間で教習を修了できるコースも用意されています。
ただし、「ATなら誰でも簡単」というわけではありません。
クラッチ操作は必要ありませんが、二輪車のバランスを取ったり、低速で走ったり、決められた課題をこなしたりする必要がある点は同じです。
また、AT限定で取得したあとにMT車へ乗りたくなった場合は、AT限定を解除するための審査が必要になります。
私自身は、大学生のときに初めて50ccのYB-1に乗り、その後に普通自動二輪免許を取得して、スズキのインパルス(400cc)を購入しました。
小型限定普通二輪免許を取得した体験ではありませんが、50ccから400ccへ乗るようになった経験から、免許を選ぶときは「今すぐ乗りたいバイク」だけでなく、あとから乗りたい車種が変わる可能性も考えておくと選びやすいと感じます。
スクーターで通勤や買い物をするのが目的ならAT小型限定、125ccのMT車も含めて幅広く選びたいなら小型限定普通二輪を検討するとよいでしょう。
ATに絞って検討している方は、AT小型限定普通二輪免許の取得までの流れや費用もあわせて確認してみてください。
小型二輪免許の教習内容は?学科・技能教習と卒業検定の流れ
教習所で小型二輪免許を取得する場合は、必要に応じて学科教習を受けながら、技能教習で実際のバイク操作を身につけていきます。
学科教習では、交通ルールや安全運転に必要な知識を学びます。
初めて運転免許を取得する方や原付免許のみを持っている方は所定の学科教習が必要ですが、普通自動車免許などをすでに持っている場合、小型二輪取得時の学科教習は1時限です。
技能教習は第1段階と第2段階に分かれています。
第1段階では、
- バイクの取り扱い
- 発進・停止
- 変速操作
- バランスの取り方
- 基本的な走行
などを練習します。
第2段階では、基本操作を身につけたうえで、交通状況に応じた運転や危険を予測した運転など、より実践的な内容へ進みます。
なお、二輪免許には普通自動車免許のような仮免許はなく、技能教習も基本的に教習所内のコースで行われます。
各段階の最後には「みきわめ」があり、必要な技能が身についているか指導員が確認します。
小型二輪で練習する代表的な課題が、一本橋(直線狭路)と急制動です。
一本橋は、幅30cm・長さ15mの台の上をバランスを取りながら走ります。小型二輪では5秒以上かけて通過することが基準です。
急制動では、30km/hの指定速度で進入し、乾燥した路面では8m以内、湿潤時は11m以内で安全に停止することが求められます。
ほかにもS字やクランク、坂道などを練習し、卒業検定では決められたコースを安全に走行できるか確認されます。
学科教習が必要な方は、教習所によって卒業検定前などに学科知識の理解度を確認する「効果測定」も行われます。実施時期や合格基準は教習所によって異なるため、入校先の案内を確認してください。
すべての教習を終えて卒業検定に合格すると、指定自動車教習所から卒業証明書が交付されます。
指定自動車教習所を卒業していれば、運転免許試験場での技能試験は免除されます。
初めて取得する運転免許が小型二輪の場合は、その後、住所地を管轄する運転免許試験場などで適性試験と学科試験に合格すれば免許が交付されます。
一方、普通自動車免許など学科試験免除の対象となる免許をすでに持っている場合は、学科試験を改めて受ける必要はありません。
AT限定を検討していて、一本橋などの課題や実際の教習の進み方をさらに知りたい方は、AT小型限定の技能教習で何をするのか、取得までの手順を詳しくまとめています。
小型二輪免許の取得には何日かかる?必要な教習時限数
小型二輪免許の取得に必要な教習時限数は、ATかMTか、現在どの免許を持っているかによって変わります。
指定自動車教習所で取得する場合の基本的な教習時限数は、次のとおりです。
| 現在の所持免許 | 取得する免許 | 技能教習 | 学科教習 |
|---|---|---|---|
| 免許なし・原付 | AT小型限定普通二輪 | 9時限 | 26時限 |
| 免許なし・原付 | 小型限定普通二輪 | 12時限 | 26時限 |
| 普通自動車免許など | AT小型限定普通二輪 | 8時限 | 1時限 |
| 普通自動車免許など | 小型限定普通二輪 | 10時限 | 1時限 |
初めて運転免許を取得する方や原付免許のみを持っている方は、26時限の学科教習が必要になるため、普通自動車免許などを持っている方と比べると取得までに時間がかかります。
一方、普通自動車免許などを持っている場合は学科教習が1時限となり、免許試験場での学科試験も免除されます。
特に短期間で取得しやすいのが、普通自動車免許などを持っている方がAT小型限定普通二輪免許を取得するケースです。
この場合は技能8時限・学科1時限となり、制度上は最短2日間で教習を修了できます。
ただし、ここでいう「最短2日」は、免許証の交付まで必ず2日で終わるという意味ではありません。
実際には、
- 2日間コースを実施しているか
- 技能教習の予約が取れるか
- 卒業検定をいつ受けられるか
- 補習や再検定が必要にならないか
- 免許センターでいつ手続きできるか
などによって、免許取得までの日数は変わります。
通常の通学教習についても、通える日数や予約状況によって取得までの日数は異なります。短期集中プランを用意している教習所もあれば、技能教習を始めるまでに時間がかかる教習所もあります。
合宿や短期プランについても教習所ごとに日程が異なるため、できるだけ早く取得したい場合は、料金だけでなく「最短卒業予定日」と予約状況まで確認することが大切です。
特に普通自動車免許を持っていてAT小型限定を短期間で取りたい方は、2日間コースを実施している教習所を探してみるとよいでしょう。
「2日でどこまで終わるのか」
「どんな人が2日間コースを利用できるのか」
が気になる方は、AT小型限定を2日間で取得するための条件や注意点も確認してみてください。
小型二輪免許の費用はいくら?料金の目安と追加費用
小型二輪免許の取得費用は、ATかMTか、現在どの免許を持っているか、どの教習所に通うかによって変わります。
特に大きいのが、普通自動車免許などを持っているかどうかです。
2026年時点でいくつかの指定自動車教習所の料金を確認すると、おおよそ次のような金額で設定されています。
| 現在の所持免許 | AT小型限定普通二輪 | 小型限定普通二輪 |
|---|---|---|
| 免許なし・原付 | 15万円前後~ | 16万円前後~ |
| 普通自動車免許など | 10万円前後~ | 10万~12万円前後 |
※上記は2026年時点で複数の教習所を確認した料金例をもとにした目安です。全国一律の料金ではありません。
普通自動車免許などを持っている場合は学科教習が大幅に免除されるため、免許なし・原付免許のみの場合より費用を抑えやすくなります。
また、AT小型限定は小型限定普通二輪より技能教習の規定時限数が少ないため、同じ教習所で比べると数千円~1万円程度安く設定されていることがあります。
ただし、料金表を見るときは「基本料金」だけで判断しないことが大切です。
教習所によっては、
- 規定時限を超えた場合の追加技能教習料
- 卒業検定の再受検料
- キャンセル料
- 夜間・休日の割増料金
- 短期プランなどのオプション料金
が別途必要になる場合があります。
「表示されている料金だけで卒業できる」とは限らないため、申し込み前に規定時限を超えた場合にいくら追加されるのかも確認しておきましょう。
また、指定自動車教習所を卒業したあとには、運転免許センターなどで受験・免許交付に関する手数料も必要です。
手数料は免許証とマイナ免許証のどちらを持つかなどによっても異なるため、手続き前に住所地を管轄する都道府県警察の最新案内を確認してください。
教習所を比較するときは、単純な基本料金だけでなく、追加料金を含めて最終的にいくらかかりそうかまで見て選ぶのがおすすめです。
小型二輪免許は割引できる?キャンペーンと支払い方法
小型二輪免許の教習料金を少しでも抑えたい場合は、教習所の割引やキャンペーンも確認しておきましょう。
教習所によっては、
- WEB申込割引
- 学生割引
- 紹介割引
- グループ割引
- 期間限定キャンペーン
などを実施していることがあります。
数千円程度の割引でも、小型二輪免許の取得費用全体で考えると無視できない金額です。
ただし、割引額だけを見て教習所を決めるのはおすすめできません。
キャンペーンによっては対象となる免許の種類が限定されていたり、ほかの割引と併用できなかったりする場合があります。
また、基本料金が安くても、技能教習の延長料金や再検定料、短期プランの追加料金などを含めると、別の教習所より高くなることもあります。
比較するときは、「割引後に卒業までいくらかかるのか」まで確認すると分かりやすいです。
支払い方法についても教習所によって異なり、現金だけでなく、クレジットカードや運転免許ローンなどに対応している場合があります。
一括で支払うのが難しい場合は、申し込み前に分割払いが利用できるか確認しておくとよいでしょう。
なお、ローンやクレジットカード払いでは手数料が発生することもあります。
キャンペーンの内容や料金、支払い方法は変更されることがあるため、入校を決める前に希望する教習所の最新料金表と適用条件を確認してください。
小型二輪免許の視力検査と効果測定
小型二輪免許では、入校時などに視力を確認します。
視力基準は前述のとおり、原則として両眼で0.7以上、かつ片眼それぞれ0.3以上で、眼鏡やコンタクトレンズによる矯正も可能です。
一方、「効果測定」は運転免許の適性検査とは別のものです。
効果測定は、教習所で学んだ交通ルールや安全運転に関する知識が身についているかを確認するためのテストで、学科試験の練習という意味合いがあります。
教習所によっては、卒業検定を受ける前に効果測定への合格を条件としていることもあります。
ただし、効果測定の実施時期や回数、合格基準は教習所によって異なります。
また、普通自動車免許などをすでに持っている場合は、小型二輪取得時の学科教習が大幅に免除され、本免許の学科試験も免除されるため、教習の流れも異なります。
入校後は、効果測定をいつまでに合格する必要があるのかも確認しておきましょう。
小型二輪免許は指定自動車教習所で取ると技能試験が免除される
教習所で小型二輪免許を取得する場合は、公安委員会指定の自動車教習所かどうかも確認しておきましょう。
公安委員会指定の自動車教習所で必要な教習を受け、卒業検定に合格すると卒業証明書が交付されます。
この卒業証明書があれば、運転免許試験場での技能試験が免除されます。
そのため、一般的な指定自動車教習所を利用する場合は、
- 教習所で学科・技能教習を受ける
- 卒業検定に合格する
- 卒業証明書を受け取る
- 運転免許試験場などで必要な手続きを行う
- 免許証の交付を受ける
という流れになります。
初めて取得する運転免許が小型二輪の場合は、卒業後に運転免許試験場などで学科試験への合格も必要です。
一方、普通自動車免許など学科試験免除の対象となる免許をすでに持っている場合は、改めて学科試験を受ける必要はありません。
また、指定自動車教習所を卒業した場合は、試験場で直接技能試験を受けて取得する場合に必要となる二輪車講習や応急救護処置講習も原則として必要ありません。
なお、すべての自動車教習所が公安委員会の指定を受けているわけではありません。
指定を受けていない教習所で練習した場合は、原則として運転免許試験場で技能試験を受ける必要があります。
教習所を探す際は料金や通いやすさだけでなく、「公安委員会指定自動車教習所」であることも確認しておきましょう。
教習所に通う方法と比較して、試験場で直接受験する方法も検討したい方は、教習所に通わず一発試験で小型二輪免許を取得する方法も確認してみてください。
小型二輪の教習所は通いやすさと予約状況も確認しよう

原付二種のある暮らし・イメージ
小型二輪免許の教習所を選ぶときは、料金だけでなく無理なく通い続けられるかも確認しておきましょう。
自宅や職場から近い教習所であれば通いやすいですが、駅から距離がある場合でも無料送迎バスを運行している教習所があります。
ただし、送迎バスの利用方法は教習所によって異なります。
- 事前予約が必要
- 乗車場所が決められている
- 運行する曜日・時間が限られている
- 在校生のみ利用できる
といった条件が設定されていることもあるため、申し込み前に時刻表や利用方法まで確認しておきましょう。
車やバイク、自転車で通う予定なら、駐車場・駐輪場の有無も確認しておくと安心です。駐車場があっても台数が少なく、満車時には利用できない教習所もあります。
また、小型二輪免許を早く取得したい方は、技能教習の予約が取りやすいかどうかも重要です。
必要な教習時限数が少なくても、予約枠が少なければ卒業までの日数は長くなります。
教習所を比較するときは、
- 自宅や職場からの距離
- 電車・バスでのアクセス
- 無料送迎バスの有無と利用条件
- 駐車場・駐輪場の有無
- 技能教習の予約状況
- 土日や夜間に教習を受けられるか
などを確認しておくと、自分の生活に合った教習所を選びやすくなります。
特に仕事や学校と両立しながら取得する場合は、「近い教習所」だけでなく「実際に予約を取って通いやすい教習所」かどうかまで確認することが大切です。
自分の地域で小型二輪免許を取れる教習所を探す方法
小型二輪免許を取ろうと思っても、すべての自動車教習所で小型二輪の教習を行っているわけではありません。
まずは自宅や職場から通える範囲で、小型限定普通二輪やAT小型限定普通二輪を取り扱っている教習所を探してみましょう。
教習所を比較するときは、単に「二輪免許に対応しているか」だけでなく、
- 小型限定普通二輪を取得できるか
- AT小型限定にも対応しているか
- 公安委員会指定の自動車教習所か
- 普通自動車免許ありの料金はいくらか
- 短期・集中プランがあるか
- 技能教習の予約を取りやすいか
- 自宅や職場から無理なく通えるか
まで確認しておくのがおすすめです。
特に注意したいのが、普通二輪免許を扱っている教習所でも、小型限定の教習を行っているとは限らないことです。
また、AT小型限定を短期間で取りたい場合も、すべての教習所で2日間などの短期コースを実施しているわけではありません。
「できるだけ安く取りたい」
「普通免許があるので短期間で取りたい」
といった希望がある場合は、料金だけでなく実施コースや予約状況まで確認して比較しましょう。
教習料金やキャンペーン、教習開始までの待ち時間は時期によって変わることがあります。
候補となる教習所をいくつか見つけたら、公式サイトの最新情報を確認し、分からない点は申し込み前に問い合わせておくと安心です。
小型二輪免許で乗れるバイクは?125ccの車種例
小型限定普通二輪免許を取得すると、総排気量125cc以下の普通自動二輪車を運転できます。
小型限定普通二輪免許ならAT車・MT車の両方に乗れますが、AT小型限定普通二輪免許で運転できるのはAT車に限られます。
2026年現在、AT小型限定普通二輪免許で乗れる代表的なスクーターには、
- Honda PCX
- ヤマハ NMAX
- スズキ アドレス125
などがあります。
いずれも一般的な125ccクラスの原付二種で、原付免許や普通自動車免許だけでは運転できません。
MT車にも乗れる小型限定普通二輪免許なら、Honda CB125Rなども選択肢に入ります。
中古車まで含めれば、ヤマハ YZF-R125・MT-125、スズキ GSX-S125などのMT車も選べますが、これらは2026年8月現在すでに生産を終了しています。
なお、2025年4月からは、125cc以下でも最高出力を4.0kW以下に制御した「新基準原付」が登場しています。
新基準原付は原付免許や普通自動車免許でも運転できますが、PCXやNMAX、CB125Rなどの一般的な原付二種とは別の区分です。
「125cc以下なら普通免許で乗れるようになった」というわけではないので注意してください。
私自身は普通自動二輪免許を取得したあとに400ccのインパルスに乗っていましたが、結婚後にバイクを手放しました。それでも、その後ずっと原付二種を探しています。
以前のように400ccへ乗ることだけを考えるのではなく、現在は125ccクラスも含めてバイクを探しているため、生活が変わると「どの排気量が自分に合うか」も変わるものだと感じています。
125ccクラスは車体が比較的コンパクトで、通勤や買い物などの日常の移動にも使いやすいのが魅力です。
90cc超125cc以下の原付二種にかかる軽自動車税は、2026年現在で年額2,400円です。
一方で、125cc以下のバイクは高速道路を走ることができません。
高速道路を使った長距離移動も考えている場合は、125ccを超えるバイクと普通二輪免許以上を検討する必要があります。
スクーターを中心に乗るならAT小型限定、MT車も含めて選びたいなら小型限定普通二輪というように、免許取得後に乗りたいバイクから選ぶと判断しやすくなります。
小型二輪免許のよくある質問Q&A
最後に、小型二輪免許を取得するときに迷いやすいポイントをQ&A形式でまとめます。
免許を持っていなくても小型二輪免許は取れますか?
はい。16歳以上で取得条件を満たしていれば、普通自動車免許を持っていなくても取得できます。
免許なし・原付免許のみの場合、指定自動車教習所で必要になる教習時限数は次のとおりです。
- AT小型限定普通二輪:技能9時限・学科26時限
- 小型限定普通二輪:技能12時限・学科26時限
教習を修了して卒業検定に合格したあと、初めて取得する運転免許が小型二輪の場合は、運転免許試験場などで適性試験と学科試験を受けます。
指定自動車教習所を卒業していれば、技能試験は免除されます。
普通自動車免許があると教習はどれくらい減りますか?
普通自動車免許などを持っている場合は、学科教習が大幅に免除されます。
必要な教習は、
- AT小型限定普通二輪:技能8時限・学科1時限
- 小型限定普通二輪:技能10時限・学科1時限
が基本です。
普通自動車免許などを持っている方がAT小型限定を取得する場合は、制度上、最短2日間で教習を修了することも可能です。
ただし、すべての教習所で2日間コースを実施しているわけではなく、卒業検定や免許センターでの手続きまで必ず2日で完了するという意味でもありません。
普通免許をすでに持っていて、自分の場合の取得費用や必要日数を詳しく確認したい方は、普通自動車免許ありで小型二輪免許を取る場合の費用・日数・手続きをまとめています。
教習所を卒業すればすぐに125ccのバイクへ乗れますか?
いいえ。教習所を卒業しただけでは、まだ新しい免許は取得していません。
卒業後に住所地を管轄する運転免許試験場や運転免許センターなどで手続きを行い、免許証へ小型二輪の資格が追加されてから運転できます。
免許なし・原付免許のみから取得する場合は学科試験も必要です。
普通自動車免許などをすでに持っている場合は学科試験が免除されるため、必要な適性確認や免許交付の手続きを行います。
AT小型限定とMTで迷ったらどちらを選べばいいですか?
免許取得後に乗りたいバイクから考えるのがおすすめです。
PCXやNMAXなどのスクーターを中心に乗る予定ならAT小型限定、CB125RなどのMT車にも乗りたい場合は小型限定普通二輪免許を選びます。
「できるだけ早く安く取りたい」という理由だけでAT限定を選ぶと、あとからMT車に乗りたくなったときに限定解除が必要になります。
教習所選びで失敗しないために何を確認すればいいですか?
料金だけでなく、次の点も確認しておきましょう。
- AT小型限定・小型限定普通二輪のどちらに対応しているか
- 公安委員会指定の自動車教習所か
- 普通自動車免許あり・なしで総額はいくらか
- 技能教習の予約を取りやすいか
- 短期コースを実施しているか
- 追加教習や再検定の料金はいくらか
- 自宅や職場から無理なく通えるか
特に早く取得したい方は、「最短何日」と書かれているかだけでなく、現在の予約状況まで確認することが大切です。
繁忙期には入校してもすぐ技能教習を受けられない場合があるため、申し込み前に教習開始時期を確認しておくと予定を立てやすくなります。
小型二輪免許取得ガイドまとめ
小型二輪免許があれば、普通自動車免許だけでは運転できない一般的な125ccクラスのバイクやスクーターにも乗れるようになります。
通勤や買い物にスクーターを使いたい方はもちろん、125ccのMT車を楽しみたい方にとっても選択肢が広がる免許です。
今回のポイントをまとめると、
- 小型限定普通二輪免許は16歳から取得できる
- AT小型限定なら125cc以下のAT車を運転できる
- 小型限定普通二輪なら125cc以下のAT・MT車を運転できる
- 普通自動車免許の有無によって教習時限数や費用が大きく変わる
- 普通自動車免許などを持っていれば、AT小型限定は技能8時限・学科1時限
- 指定自動車教習所を卒業すれば、免許試験場での技能試験は免除される
- 教習料金だけでなく、予約状況や追加料金、通いやすさも確認しておく
といった点が重要です。
2025年4月からは、125cc以下でも最高出力4.0kW以下に制御された新基準原付なら、原付免許や普通自動車免許で運転できます。
ただし、PCXやNMAXなど一般的な125ccの原付二種まで普通自動車免許で乗れるようになったわけではありません。
小型二輪免許を取ることを決めたら、まずは「AT車だけでいいのか、MT車にも乗りたいのか」を考えてみてください。
乗りたいバイクや使い方は、生活環境によって変わることもあります。
現在持っている免許や取得までにかけられる日数、予算だけでなく、これから乗りたい車種も考えて取得方法を選ぶと、自分に合ったプランを見つけやすくなります。
普通自動車免許を持っている方、できるだけ短期間で取得したい方、教習内容を詳しく知りたい方など、条件ごとの詳しい情報については、それぞれの専門記事も参考にしてみてください。